東京経済大学にて講演しました

本日は、東京経済大学の「雇用の変化とキャリア形成」で講演させていただきました。
この授業は昨年に続き2度目。受講してくださった皆さん、ありがとうございました。

■受講者感想(一部)
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今回の講義での一番の学びは、「障害者だからではなく障害者だからこそ」です。障害者だから働けないと決めつけるのではなく、障害者だからこそ、その特性を上手く使うことが大切だと思いました。今回、障害者雇用について色々なことを知れたので、自分自身でも障害者雇用について広めていきたいと思いました。

障害福祉サービスについて初めて知りましたが、B型の工賃が月16,000円ということに本日の講義で一番の驚きでした。実際にB型で働いている障害者の方を見たことはありませんが、働くという労働をしている以上それに見合った最低額の報酬は与えるべきだと考えます。

実際に障害のある人のお話を聞くのは初めての経験でした。紺野さんの嬉しかったことや辛かったことについての経験を交えてのわかりやすいお話で、障害者雇用について少しではありますが知ることができました。特に、最後におっしゃっていた障害のあるところは配慮するが、それ以外は変わらず接するという言葉が印象に残りました。全てにおいて手助けするのではなく、相手のできるところできないところを理解してこれから先働いていきたいと思いました。

障害があっても特質的な能力が携わっているかもしれない点についてとても未来があると感じ、むしろ企業にとって必要とされてもおかしくないと感じました。紺野さんの話を聞いていて、「人のいいところを見る」というのがとても大事なのだと感じました。そしてこれは、障害を持たれる方だけでなく、全ての人に言えることだと思いました。「欠点があるから任せられない」ではなく「長所を活かしてやってもらおう」というマインドにすることが大事だと思いました。

一番印象に残っているのは紺野さんの就活のお話です。面接官や人事担当の人から言われたことを聞いた瞬間胸がぎゅっとなりすごく苦しかったです。当事者でない私でも辛いと思ったので当事者である紺野さんはどれほど辛い思いをしたのか計り知れません。今もこのように障害者に対してひどい言葉をかけることが起きているのかわかりませんが、このようなことを講演や啓発活動でたくさんの人に伝えることで大きな声になり社会的な課題として取り上げられる良いきっかけになると思いました。

障害者雇用の二極化の話がありましたが、「活躍」をゴールとした採用をするよう理解が広まって欲しいです。実際に活躍している障害者の方の例を聞き、個人への理解の重要さを強く感じました。この理解を進めるためにも、障害者本人の自己受容と伝える勇気が必要だと考えます。自分に適した仕事を与えてもらい、活躍してやりがいを感じるという流れが「働く」ことに重要だと思います。私も自分の得意なこと、できないことを受容し、それを伝えつつ就職活動を行わなければいけないと感じました。等身大の自分をうまくアピールし、自分の活躍の機会がある場で働きたいと思いました。

紺野さんが「会社内で希望に沿わない異動があるかもしれないが、1度経験してみることが大切であり、考え方によっては仕事が楽しくなることもある」と言っていましたが、このことは障害者も健常者にもどちらにも当てはまることであるため、何事の経験にもこの言葉を思い出そうと思いました。

私は今までぞんざいな扱いを受ける障害者の方々に悲哀や心配のまなざしを向けていました。「もっと障害者が社会の一員として活躍できる、そんな社会になればいいのに。」と思っていました。 しかし、本日の講演を通じ、私のその考えも「偏見」だったのかもしれないと感じました。 「守らなければ」「支えなければ」ではなく、”期待”していいのだと考えを改めることができました。

この度は貴重なお話を頂き、誠にありがとうございました。障害者雇用に関して、当事者である紺野さんご自身のお話を拝聴したことで、数値やデータからは読み取れない、障害者雇用のリアルを感じることができました。現時点で私自身は障害者には当てはまらないのですが、「できないことをできないと言ってはいけないと思っていた」という部分にとても共感しました。就職活動を行う上で、企業に対して自分自身をアピールするためには弱みを隠さなければならないと感じることが多々あるからです。「私は完璧でなくてはならない」というプレッシャーがとても苦しく感じる瞬間も多かったため、「徹底して『個』と向き合う」という考え方にとても救われました。障害者かそうでないかに関わらず、人が人と違うのは、誰もが完璧でないのは、互いに補い合うことや、個性を掛け合わせることでさらなる相乗効果を生むことを可能にしているのだと思いました。このような考え方を知ることができ、私はとても勇気付けられました。

この度は熱い講義をありがとうございました。紺野さんの表情、話し方から今までどれだけの辛い思いをしてきたのか、それと同時にどのような楽しさがあったのかを、今まで知らなかった障害者雇用の現実と共に知ることができました。私が社会に出たら、少なくとも自分の周りにいる障害者の方が何不自由なく楽しく働けるような会社を作り上げたいと思いました。

お話を聞かせて下さりありがとうございました。こうして大学生の私たちを前に、講義をして下さる紺野さんを見てかっこいいと思いました。真剣に話してくださることも、辛い過去を乗り越え、今こうして輝いて働いているのだということがわかる姿も、全てが私たちのためを想って話して下さっているのだなと非常に伝わってきて、感動しました。お話を聞かせて下さり、本当にありがとうございました。

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